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弾道測定器(スカイトラック)で分かる数値説明
スカイトラック弾道測定
テレ東アトミックゴルフでは、クラブの性能比較や特徴の把握に弾道測定器を使用しています。
使用している測定器は、スカイトラック(SKYTRAK)
内蔵されたカメラで、打ち出されたボールを連写して、スピードや回転を解析しています。
9つの数値が画面に測定表示されます。
ボールスピード・打出角度(上下)・打出方向(左右)・サイドスピン・バックスピン
ヘッドスピードを含む、上記5点以外の数値は、解析された数値を基に、SKYTRAK独自の計算による計算値になります。
ここから、クラブの特徴や性能を比較する上で、参考にすべきポイントをご説明します。
飛距離
飛びの3要素 飛距離を決定付ける3つの数値に注目します。
ボールスピード・打出角度・バックスピン
『最大の飛距離を得るには、ボールスピードに応じた、適正な打出角度とバックスピン量が必要です。』
ヘッドスピードは、上記しましたがボールスピードからの計算値で目安として表示されています。
実際の弾道測定器スカイトラックで、あるドライバーをテストした測定結果です。
飛びの3要素は赤く○で囲った部分になります。ボールスピード55.9m/s・打出角度20.8°・バックスピン3292rpm
ボールスピードから予測されるヘッドスピードは、平均的な41.9m/sです。
理想飛距離は、223ヤードとなります。約15ヤードロスしていることになります。
弾道は左に打ち出されて、右に曲がっていく『プル スライス』右に曲がっていくことから、フェースが開いていると考えられます。
ボールに注目して飛びの3要素を見てみた図になります。
今回のテストの場合、打出角度20.8°はボールの発射角度が理想よりも高くなっています。
バックスピン量も3292rpmは、理想よりも多く、前方よりも上方に飛んでいきやすい弾道になり、飛距離をロスしています。
飛びの3要素の影響と弾道
①打出角度とバックスピン量が適正な場合 ⇒ もっとも飛距離が出ます!
②打出角度がやや低く、バックスピン量が多い ⇒ 出だしが低く、後半ボールが浮いてきます。
③打出角度が高過ぎ、バックスピン量も多い ⇒ 今回のテスト例の弾道です。
④打出角度が低過ぎ、バックスピン量が少な過ぎる ⇒ 低弾道で、転がりますが飛距離は出にくい!
飛距離の見方
ボールの飛距離は、2つに分けることが出来ます。
弾道足敵の場合、示されるのは以下の条件になります。
キャリー:高低差のない場合の打出点から、ボールの着地地点までの飛距離
トータル:キャリーとラン(着地地点からの転がり距離)を合わせた総飛距離
ドライバーの場合、トータル飛距離のうちランが10%~15%の割合が理想です。
打球の方向
ボールの方向を文字通り左右するのは、ボールの打出方向の左右とサイドスピンです。
ボールの打出方向は(左⇒L 右⇒R)と表記されます。
打出方向は右利きの場合、弾道を表示している左上に(左⇒プル 右⇒プッシュ)と表記されます。
ボールに掛っている横の回転割合、今回のテスト例では左に1.7°打ち出されています。
サイドスピンも(左⇒L 右⇒R)で、回転の方向が示し、どのくらい曲がるかが決まります。
今回のテスト例では右に曲がる回転が522rpmかかっているという分析になっています。
弾道の種類
大きく分けてこの9種類。
今回のテスト例は②のフェードと④のスライスの間になります。
クラブの特徴によって、出やすい弾道・抑制できる弾道が異なります。
ボールのスピン軸
縦の回転(バックスピン)と横の回転(サイドスピン)のというと、不思議に思われるかもしれません。
1つのボールが、2つの回転をしているような分析ですが、そうではありません。
ボールの回転の軸を示す、スピン軸(左⇒- 右⇒+)は独楽(コマ)を横にしたイメージです。
目標に対して曲がりなく、真直ぐに回転している状態を±0と表します。
数字が大きくなれば、曲がる方向に軸が傾いていることを示しています。
結果として、右利きの場合 スピン軸(-はドロー・フック +はフェード・スライス)になります。
弾道測定器は、連写した映像からボールのスピン軸を測定し、中心からのズレの割合を縦横の回転として算出しています。
左上の数値は、ボールの最終着地地点が左右にどのくらいズレているかを示しています。
「8.2R」であれば、センターから右に8.2ヤードズレてボールが着地したことを示しています。
クラブの特性や性能と、自分のスイングの特性をうまく合わせることで、飛距離や弾道の改善をすることが出来ます。