Ai 10x FACEで、弾道を補正するポイントが10倍に
前作のPARADYM Ai SMOKEシリーズにおけるAiスマートフェースは、じつはソフトウェアの能力の関係で、AIの設計を細部までスキャニングしきれておらず、製品に100%反映することができていませんでした。しかし、「ELYTE」ではソフトウェアも大きくアップデートしたことにより、微細な部分まで再現することが可能に。前作では大まかな範囲で数も少なかったコントロールポイント(フェース上にある、最適な弾道に補正する場所)が、より細かく多くなったことで、PARADYM Ai SMOKE MAX FAST ウィメンズ ドライバーの10倍にまで増加しました。また、AIにインプットしたリアルなスイングデータも、大幅に増やされています。このフェースは、コントロールポイントが10倍になったことから、「Ai 10x FACE」と名づけられました。この進化した「Ai 10x FACE」により、前作よりも平均飛距離が大きく伸び、着弾範囲も狭まるというデータも得られています。
試作回数の増加で、安心感と少ない空気抵抗を両立
「ELYTE」では、新たな投資によりチタンを扱うことのできる3Dプリンターを導入。従来の1/90のリードタイムで試作モデルを製作できるようになったことで、ヘッド形状のテストを約75回も行うことが可能となりました。最終的に採用されたシェイプは、前作よりも大きく見えて安心感のあるものでありながら、空気抵抗も減少。ヘッドスピードの向上に大きく貢献しています。
打球音の良さにも貢献したサーモフォージドカーボン
ヘッドに使用されるカーボン素材には、新たに、航空宇宙分野でも使用されるサーモフォージドカーボンが採用されました。軽くて強度が高いことに加え、成型もしやすく、より高い精度で設計どおりに製造することが可能という特徴も持ち合わせたものです。この新素材を採用したことで、打ち出される弾道が、より理想的なものとなっただけでなく、心地良い打球音までも実現できています。
AIには、日本人を中心としたデータをインプット
女性ゴルファー向けに用意された「ELYTE MAX FAST ウィメンズ ドライバー」は、とても軽量なモデルに仕上がっていますが、その軽さの前に、まずは「Ai 10x FACE」の設計プロセスについて触れておかなければいけません。「ELYTE MAX FAST ウィメンズ ドライバー」では、初めて、日本人を中心としたアジア人のスイングデータのみ(従来は一部がアジア人のデータ)をAIにインプットし、開発がなされました。「ELYTE MAX FAST ウィメンズ ドライバー」の「Ai 10x FACE」は、より日本のゴルファーにフィットする設計になっていると言えます。
振り切りやすくなるよう、さまざまな場所で軽量化
「ELYTE MAX FAST ウィメンズ ドライバー」では、ややパワーがないゴルファーでも振り切れるよう、さまざまな場所で軽量化を図っています。ヘッド後端には、軽量化にも貢献する設計となっている新しいスタイルのウェイトポートを、ヒール側と中央の2カ所に設置。約13gのウェイトの装着場所を変更することでボールのつかまり度合いを調整することができます。ソールは、チタンとカーボンで構成することでヘッドの軽量化を実現。ヘッドと組み合わされるのは、スイング中の動きを安定させ、インパクトで押していける感覚ももたらしてくれる、40g台の軽量シャフトとなっています。
アジャスタブルホーゼルでロフト角などの調整が可能に
「ELYTE MAX FAST ウィメンズ ドライバー」のヘッドは体積が460 で、フェースからヘッド後端までの距離も長く、ボールの上がりやすさを感じさせる形状となっています。ロフトラインアップは10.5と12度の2種類で、クラブ長さは43.75インチ。ヘッドをこれまで以上に軽量化できたことにより、ネックに部分には、MAX FAST ウィメンズと名のつくドライバーで初めて、アジャスタブルホーゼルも搭載しています。
※トルクレンチは付属しておりません。
カタログで表示する数値は設計値です。実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。
インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。