豊富なラインアップのウィメンズバージョン
今回、「TRI-BEAM ウィメンズパター」でラインアップされたのは、コンベンショナルなブレードタイプの「#1」、幅広いブレードタイプの「DOUBLE WIDE」、「DOUBLE WIDE」をセンターシャフト仕様にした「DOUBLE WIDE CS」、人気の高いツノ型の「#7」、WHITE HOT VERSAパターで登場した新しい形状のマレットである「TWELVE」です。いずれのヘッドにも、従来のネイビー×レッドとは違い、専用カラーのネイビーとホワイトが採用されており、付属するヘッドカバーも同じ2色で彩られています。また、STROKE LABシャフトのカーボン部分はホワイト地にネイビーの文字、グリップには淡いラベンダー色にホワイトの文字と、こちらもウィメンズバージョン専用カラーリングとなっています。パター長さは、32インチです。
ヘッドをより広い範囲で支えてくれるラケットホーゼル
「TRI-BEAMパター」の最大の特徴は、新しい形状のホーゼルです。名前にあるBEAMとは、建物において上からの荷重を支えている梁(はり)のこと。「TRI-BEAMパター」では、ホーゼルがトライアングル形状となり、ラケットホーゼルと名づけられました。従来よりもヘッドの広い範囲に繋がって支えるスタイルにより、「TRI-BEAMパター」はオフセンターヒット時のヘッドのブレに強いモデルとなっています。これは、テニスラケットを例にするとわかりやすく、フェース部分とグリップ部分の間のシャフトが、シングルのものよりも2本に分かれているもののほうが、スイートスポットを外したときもフェース面のねじれが少なく、ボールをコントロールしやすいと言われています。
従来のクランクホーゼルと変わらない重量
ラケットホーゼルは、ヘッドの重心位置が上がることのないよう、通常のクランクホーゼルと変わらない重量でつくられています。また、トライアングルのヒール側は垂直でストレートに立ち上げられているため、違和感なく構えられることができます。
ソールのウェイトで高慣性モーメント&浅重心
ソールでは、フェース寄りのトウ・ヒール部に約15gのウェイトを配置しているため、「TRI-BEAMパター」のヘッドは高い慣性モーメントを実現。安定したストロークを可能にするだけでなく、ラケットホーゼルとともにオフセンターヒット時のヘッドのブレも軽減します。加えて、低重心+浅重心化も図られていることで、ボールスピードのコントロールと、スクエアインパクトをしやすいヘッドになっています。
フェースにはホワイト・ホットインサートを搭載
「TRI-BEAMパター」には、オデッセイの象徴的存在、ホワイト・ホットインサートを搭載しました。ボールのカバーと同じ素材を使用していることで、インパクトでのボールとの相性が良く、ソフトでありながらしっかりと反発する性能を実現。心地良い打球感、打球音、安定したボールの打ち出しと転がりで、登場以来、20年以上のときを超えても、ツアーにおける信頼度や人気は変わっていません。これまで世界中で多くの勝利を積み重ね、現在もその記録を伸ばしつづけています。