「ELYTE」のフェアウェイウッドでは、飛びややさしさに加え、とくにこのカテゴリーを難しく感じさせている大きな2つのミスにも着目して開発が進められました。
1つは打点のバラつきで、ドライバーと同様に弾道を最適化してくれる場所が増加した最新フェースが、さまざまなミスヒットに対して力強く対応します。
もう1つは、フェース下部でのインパクト。
トップのような当たりであっても球がしっかりと上がって飛んでくれるよう、ウェイトの設置方法とソールのデザインも新たなものとなりました。
女性ゴルファー向けの「ELYTE MAX FAST ウィメンズ フェアウェイウッド」は、クラウンだけでなく、ソールの一部にもカーボン素材を使用していることや、接着型ホーゼル、40g台のシャフトの採用などで軽量化を推し進めたモデル。
筋力があまりない人でも鋭くスイングできるため、ヘッドスピードやインパクト時のボールスピードを最大化し、大きな飛距離を得ることができるようになっています。
どこで打っても曲がらずに飛んでくれるAi 10x FACE
新しい「ELYTE」のフェアウェイウッドにも、ドライバー同様にAi 10x FACEが搭載されています。ソフトウェアの能力を高めたことで、AIによるフェース設計を微細な部分までスキャニングすることができるようになり、コントロールポイント(フェース上にある、最適な弾道に補正する場所)の数が増加。フェアウェイウッドでの大きなミスの1つである打点のブレに対して、前作以上の強さを発揮し、フェースのどこで打っても、より遠く、かつ、狭い着弾範囲にボールを運ぶことができます。
たわみを阻害しないタングステン・スピードウェーブ
ヘッドの前方下部には、これまでのものとは異なる設置方法が特徴的な、タングステン・スピードウェーブという名のウェイトを内蔵しています。従来のウェイトは、溶接やスクリュー方式でソールの内外に密着して搭載されていましたが、その場合、ボールが上がりやすいといった効果を得られる一方で、フェース下部からソール前方にかけてのたわみを阻害し、充分な反発力を得られないという難点もありました。タングステン・スピードウェーブは、フェース面から離れたやや後方にビスで固定しつつ、フェース面に近い位置のウェイト部分は、ソールに密着せずに少し浮いた状態となるよう設計。これにより、トップに近いインパクトであってもフェース下部などがしっかりとたわみ、ボールを高く遠くへと打ち出すことができます。
余計な跳ね返りを抑えるステップ・ソールデザイン
ソールのデザインも一新されました。途中に段差があるスタイルを採用しているもので、ステップ・ソールデザインと名づけられています。後方部分がわずかに高く浮いていることで、ソールが地面に接する面積は57%減少。これにより、インパクト時のソールの余計な跳ね返りが減り、ヘッドの抜けが良くなるため、フェース下部でのミスヒットも大きく減少します。同時に、ソール後方が浮いていることによるヘッドの座りにも配慮。地面にセットした際も、ヘッドがぐらついたりしないようにソール前方がデザインされています。
カーボン素材や40g台のシャフトが軽量化に大きく貢献
女性向けモデルである「ELYTE MAX FAST ウィメンズ フェアウェイウッド」は、しっかりと振り切ることでヘッドスピードやインパクト時のボールの速さを高めるべく、とても軽量に設計されています。ヘッドはフェースから後端までの距離がやや長く、全体も大きく見える安心感のある形状をしており、フェース面もボールを拾いやすそうな、横長で薄めの設計です。ヘッド上面のクラウンとソールの一部には、すべての番手で軽量なトライアクシャル・カーボン(W#7のソール、W#9のクラウンとソールは17-4 ステンレススチール)を使用。軽量化に大きく貢献しています。またシャフトには、スイング中の動きを安定させ、インパクトで押していける感覚ももたらしてくれる40g台のモデルが採用されており、ここでも軽量化が図られています。
番手すべてに接着型ホーゼルを採用
フェース素材は、W#3、W#5、W#7がカーペンター455スチールとなっています。軽量化のため、すべての番手で接着型ホーゼルを採用している点も特徴の1つと言えます。
カタログで表示する数値は設計値です。
実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。
インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。