飛びとやさしさを別次元へ
構造から新しいスタンダードモデル
「PARADYM」は、アイアンでも大きな変革を起こしました。
剛性が高く、かつ、低重心化も可能にするスピードフレーム構造を新たに開発。
その結果、多くのプレーヤーが好むすっきりとしたヘッド形状でありながら、より大きなたわみでボールスピードを高めることのできるフォージド455フェースカップ(I#4~I#8)の採用も可能となりました。
加えて、AI FLASHフェースやタングステンウェイト、ウレタン・マイクロスフィアも、さらにブラッシュアップ。
飛び、やさしさなど、求められる要素のすべてが理想的と言えるモデルが完成しました。シリーズとしては3機種をラインアップしており、もっともスタンダードな位置づけとなるのが、「PARADYMアイアン」。
オフセットもロフト設定もほどよく、さまざまなレベルのゴルファーに対応するフォルム、性能となっています。
飛び、やさしさ、理想的形状──すべてを叶えた新構造
もっと飛んで、やさしいアイアンをつくるにはどうすれば良いか──。キャビティバックの場合、速いボールスピードを生み出すフェースにするには、インパクトの負荷に耐えられるようにトップブレードを厚くしたりする必要があり、オーソドックスなヘッド形状にすることは難しくなります。中空構造は、バックフェースがすべて金属で覆われるため、重心を低くしづらいという課題があります。そこでキャロウェイが導き出したのが、新しいスピードフレーム構造でした。まるで、キャビティバックアイアンのキャビティ部分に、穴の開けられたフレームが存在しているような、一方で中空構造にも映るものとなっており、このフレームは別の見方をすればJAILBREAKテクノロジーのようでもあります。これにより、インパクトのストレスはしっかり受け止めつつ、AIの演算をもとに開けられた3つの穴で低重心化も実現。オーソドックスな全体のフォルムをキープしながら、問題を一気に解決することを可能にしました。
スピードフレーム構造で可能になったフォージド455フェースカップ
フェースには、フォージド455フェースカップ+AI FLASHフェースを採用しています。このフェースカップ(I#4~I#8)は従来の素材のものよりも薄くつくることができており、ボールスピードの向上に貢献しています。このフェースカップは、大きなたわみでボディへのストレスをこれまで以上に大きくしますが、前述のスピードフレーム構造の採用によって搭載が可能になったものです。もちろん、鍛造ということで打感の面でも優れています。AI FLASHフェースは、ボールスピード、方向性、ミスヒットへの強さなどを最大限に追求しており、着弾地点のバラつきも大きく減少させています。
トウ側下部の2カ所にタングステンウェイトを搭載
フェース裏のトウ側下部とヘッド後方下部には、タングステン合金を設置しています。このデュアル・タングステン・ウェイティングとスピードフレーム構造により、「PARADYM」のアイアンシリーズは、より理想的な重心設計を実現しており、安定した飛び、やさしさの原動力となっています。
ウレタン・マイクロスフィアの範囲がさらに広く
フェースの裏側下部には、キャロウェイ独自のウレタン・マイクロスフィアを搭載しています。今回は従来よりもさらに搭載範囲が広がっており、フレームの穴の高さぎりぎりまで、ぎっしりと注入。フェースの反発を邪魔することなく、インパクト時の無駄な振動を吸収し、プレーヤーの手に心地良いフィーリングを伝えてくれます。ロフトも形状もオーソドックスな「PARADYMアイアン」シリーズには3モデルをラインアップしており、もっともオーソドックスなタイプが、「PARADYMアイアン」です。オフセットもほどよいものとなっていて構えやすく、ロフトはI#7で29度。APEXアイアンよりもわずかにストロングという設定です。番手はI#4~9、PW、AW、52の9本となっています。
※シャフトスペック値は、メーカー(N.S.PRO Zelos 7=日本シャフト株式会社 )の公表値になります。
仕様、価格は予告なく一部変更する場合がございますのでご了承ください。
カタログで表示する数値は設計値です。実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。
インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。