昨年、ツアーにおいても市場においても脚光を浴びたミニサイズのドライバーが、2025年モデルでさらに進化を果たしました。
「ELYTE MINIドライバー」は、体積が前作と同じ340cm3で、最新のAi 10x FACEを搭載。コントロールポイント(フェース上にある、最適な弾道に補正する場所)が大幅に増加しました。
ELYTEシリーズの他のドライバー同様、空気抵抗を減少させたフォルムや、設計どおりに成型しやすいサーモフォージドカーボン製のクラウンも導入。ソール後端には、新しいウェイトポートを3カ所配置しており、低重心化に貢献しながら、弾道調整を可能にしています。
ソール前方には、約5gのスクリューウェイトも設置。ロフトは11.5度と13.5度の2種類をラインアップ。
大幅に増加したコントロールポイント
「ELYTE MINIドライバー」は、前作のPARADYM Ai SMOKE Ti 340 MINIドライバーと同じく、ヘッド体積が340cm3というコンパクトサイズのヘッドを持つドライバーです。
もちろん、さまざまな部分で進化も果たしています。フェースには、コントロールポイントが大幅に増加したAi 10x FACEを採用。
また、「ELYTE MINIドライバー」のAi 10x FACEには、ELYTEドライバーと同じプレーヤーのリアルなスイングデータがAIにインプットされて、開発に活用されました。
空気抵抗の少ない形状で、スイングスピードがアップ
「ELYTE MINIドライバー」においても、新たな投資により導入された、チタンを扱うことのできる3Dプリンターが活用されました。
これにより、従来の1/90のリードタイムでプロトタイプが製作できるようになったため、多くのヘッド形状の試作とテストを実施。
最終的に採用されたシェイプは、前作よりもややシャローで、かつ空気抵抗が大きく減少したものとなっており、スイングスピードの向上に大きく貢献しています。
打球音の良さにも貢献したサーモフォージドカーボン
「ELYTE」シリーズのドライバーでは、クラウンに使用するカーボン素材が新しくなり、航空宇宙分野でも使用されるサーモフォージドカーボンとなりましたが、この素材は、「ELYTE MINIドライバー」においても同じく採用されています。
軽くて強度が高いことに加え、従来のトライアクシャル・カーボンより成型もしやすく、より高い精度で設計どおりに製造することが可能という特徴を持ち合わせているものです。この新素材を採用したことで重量配分が最適化され、より理想的なスピン量や打ち出し角も実現。
さらに、このカーボンの使用で、「ELYTE MINIドライバー」は、前作以上に心地良い打球音までも実現しております。
弾道調整が可能なウェイトポート
「ELYTE MINIドライバー」では、ELYTEドライバー同様、ヘッド後端に新しいスタイルのウェイトポートを3カ所、設置しています。
それぞれ、ドロー、ニュートラル、フェードというポジションとなっており、約13gのウェイトの装着場所を変更することで、弾道調整が可能です。
さらに、地面により近い位置に搭載でき、かつ、クラウンのカーボン素材をヘッドの外周部分にまで到達させることも可能にしており、低重心化に大きく貢献しています。
なお、「ELYTE MINIドライバー」のソール前方には、約5gのスクリューウェイトも搭載されています。
ロフトは11.5度と13.5度で、クラブ長さは43.5インチ
「ELYTE MINIドライバー」は、ロフト11.5度と13.5度の2種類のラインアップとなっており、ロフト角とライ角を調整できるアジャスタブルホーゼルも採用されています。
クラブ長さは、前作と同じく43.5インチの設定です。