ほどよい飛距離にツアーレベルのコントロール性能を融合
2021年から中空構造となった「APEX PROアイアン」が、ベタープレーヤーの求める要素をさらに充実させて刷新されました。
オフセットがより少なくなった、コンパクトでクラシカルなフォルムに、ステンレススチール鍛造の前作とは異なる軟鉄鍛造ボディを採用。
フェースでも、ロフトの大小によってAI FLASHフェースカップ構造とツアーチューンド・フェースプレートを使い分けている点は同様ながら、素材は贅沢にカーペンター455スチール鍛造(I#4~5)と軟鉄カーボンスチール鍛造(I#6~PW)を併用しています。
またバックフェースには、2020年のX FORGED CBアイアンや2021年APEX TCBアイアンで培った経験を生かして、さらに最適化されたタングステンプレートを搭載。
内部に配置されたウレタン・マイクロスフィア、タングステンウェイト(I#4~5)、上級者の安定した打点位置を考慮して形づくられたバンスも、見逃せないポイントです。
ココンパクトなヘッドで、オフセットは前作よりさらに小さく
「APEX PROアイアン」は、前作同様に中空構造を採用しながら、フォルムはクラシカルかつ、コンパクトで、トップブレードも薄いものとなっています。また、オフセットは前作以上にわずかとなっており、スキルの高いプレーヤーが求める要素を充分に満たしたフォルムに仕上がっています。
ロフトの少ない番手と多い番手で使い分けた、構造と素材
「APEX PROアイアン」では、ロフトの少ない番手と多い番手でフェースの素材やつくり方が異なっています。I#4~5では飛距離とスピンのバランスを重視し、AIによってモデル別、番手別に専用設計されたFLASHフェースを採用しつつ、強度が高く、より薄くつくることが可能なカーペンター455スチールを鍛造したフェースカップ構造と組み合わせています。一方でI#6~PWにおいては、距離のコントロールとスピンの安定性を考えて、ツアーチューンド・フェースプレート(I#6~PW)を搭載しました。このフェースは、マッスルバックのように打点位置を厚く設計したものとなっており、フィーリングもマッスルバックと遜色のないものに仕上がっています。また同時に、素材の軟鉄1025カーボンスチールによって弾き感も小さいため、より距離のコントロールがしやすいと言えます。加えて、これらのフェースを搭載するボディは軟鉄鍛造でつくられているため、全番手にわたって中空構造モデルとは思えないほどの心地良い打感をプレーヤーにもたらすようになっています。
特許のウレタン・マイクロスフィアで、より心地良い打感
中空構造内部のフェース裏側には、キャロウェイが特許を得ているウレタン・マイクロスフィア(I#4~#5)も搭載されています。フェースのたわみを阻害することなく、無駄な振動を低減し、打感の良さを実現するもので、軟鉄鍛造ボディとともに、ベタープレーヤーが好むフィーリングを実現しています。
バックフェースに、タングステンプレートを新搭載
重心位置の調整は、中空構造の内部に搭載されたタングステンウェイト(I#4~5)と、バックフェース下部に装着されたタングステン製のプレートにより行われています。とくにバックフェースのタングステンプレートは、2020年登場のX FORGEDアイアンや2021年のAPEX TCBアイアンへの採用で多くの知見を得ており、そこからさらにブラッシュアップ。スイートエリアの拡大、番手ごとの弾道の高さやスピン量の最適化などに大きく貢献しています。
バンスの形状では、ベタープレーヤーの打点位置も考慮
「APEX PROアイアン」では、ヘッドのより良い抜けを実現するべく、リーディングエッジとトレーリングエッジに面取りが入れられており、ネックとソールが繋がるヒール部分も丸みのある形状となっています。また、ソールではバンスにも注目です。ベタープレーヤーは打点位置があまり変わらず、トウとヒールの間の中央付近に集中するため、バンスもソールの幅広い部分で効果を発揮するような形状ではなく、中央に頂点を配置。インパクトしたとき、ヘッドの動きがよりイメージどおりとなるように設計されています。
※シャフトスペック値は、メーカー(Dynamic Gold MID115 = トゥルーテンパースポーツインクジャパン株式会社 N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 =日本シャフト株式会社 )の公表値になります。
カタログで表示する数値は設計値です。
実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。
インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。