「APEX MBアイアン」が、ツアーでの約3年間のプロトタイプのテストを経ていよいよデビューです。軟鉄S25Cを鍛造してつくり上げたヘッドは、従来同様に、とてもシャープでコンパクトなフォルムをしており、プロや上級者が求める非常にソフトなフィーリングと優れた操作性を実現。ソールでは、まるで刃物のように芝を切っていく、あらゆる角が鋭い形状を新たに採用したことで、ラフであってもフェースが急激に返ったり負けたりせず、安定してプレーヤーの意図したとおりに抜けていきます。一方、バックフェース下部では、前作のスクリューウェイトに代えてタングステンプレートを搭載。これにより、ロングアイアンにはこれまで以上のボールの上がりやすさや寛容性、ショートアイアンにはさらに最適なスピン量などがもたらされることになりました。すでにある良さを損ねることなく、これまで達成が難しかった性能までも持ち合わせた、まさにマッスルバックの最先端とも言うべきモデルの完成です。
フェースの高さも抑えられた、とてもコンパクトな形状「APEX MBアイアン」は、とてもシャープでコンパクトなマッスルバックアイアンです。APEX CBアイアンより、フェースの高さが全体的に抑えられており、オフセットもさらに少ない設計で、ブレード長は短く、トップブレードも非常に薄いものに仕上げられています。プレーヤーの意図に鋭く反応する、非常に操作性の高いモデルと言えます。
1ピース軟鉄鍛造による、極上のフィーリングフェースとボディは1ピースの軟鉄(S25C)鍛造で製作されており、打感の良さは得も言われぬものとなっています。ボールがフェースに長く乗っているようなフィーリングのため、プレーヤーはより球を操っていける感覚になります。
ツアーでのプロトタイプでも見られた、新しいヘッド形状バックフェースのデザインは、2020年に登場した前作のAPEX MBアイアンから変更が加えられています。前作では、フェースの厚みがあるところと、上部の薄めのところとの段差がストレートなものとなっていましたが、今作ではトウ側に斜めの角度がつき、厚い部分が増加したスタイルとなっています。これは、ツアーでテストされていたプロトタイプと同様の形状で、ネックのあるヒール側にどうしても寄りがちな重心位置を、トウ・ヒールのセンターへと近づけるための処理です。
タングステンプレートで番手別の最適化を実現前作のAPEX MBアイアンとの違いは、バックフェース下部でも明らかです。前作のようなスクリューウェイトではなく、APEX CB、PROアイアンなどと同様に、新しいタングステンプレートが装着されています。スクリューウェイトはどちらかといえば、ヘッド重量の調整用に搭載されていたものですが、タングステンプレートは、番手ごとに適した弾道の高さやスピン量の実現、ツアープレーヤーが望むレベルのスイートエリアの拡大などに貢献しています。
テストでとくに注力された、新しいソール形状「APEX MBアイアン」は、より小ぶりなヘッドによって、すでに抜けの良さを持ち合わせているため、ネックとソールが繋がるヒール部分も、角のある形状とされています。これらの処理は、ツアーでとくに検証を重ねてきた部分で、深いラフでも芝を切ってくれるようにしているものです。フェースが急激に返ったり、芝の強さに負けてしまったりすることを可能な限り防いでくれるため、プレーヤーは意図どおりの方向に安定して打ち出していくことができます。
仕様、価格は予告なく一部変更する場合がございますのでご了承ください。カタログで表示する数値は設計値です。実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。