ツアーAD『IZ』
高初速化を狙ったヘッドの進化に合わせて先端部分には高強度素材を使用し、インパクト時のエネルギーロスを最小限に抑え強く打ち出します。
中間部分はしなりを感じられタイミングの取りやすい挙動を可能にしました。
ベースカラーにはTOUR ADシリーズ初となる“マットブラック”を採用し力強さと精悍さをアピールしています。
試打をした印象では旧作モデルのPTとよく似たシャフトだなと感じました。先が走りすぎず、左へのミスが出にくい印象で安定した弾道が打てるというイメージが湧いてきました。
フジクラ『スピーダーエボリューション4』
前作スピーダーエボリューション3も大ヒットでしたがこの『エボ4』も大ヒットの予感がします。
前評判としては前々作の『エボ2』の進化版とのこと。女子プロの間でも早くも話題となっております。
強度と弾性率を高い次元で両立する三菱ケミカル社の中弾性炭素繊維「“パイロフィル”MR70」を採用。
これによりスピーダー史上もっとも叩けるフィーリングを実現しました。
また、歴代のEVOシリーズ(Ⅱ、Ⅲ)やジュエルラインに採用した「超高弾性90tカーボン」により、つかまりの良い強いインパクトが可能に。
さらに、フジクラシャフトの特許技術「MCT」や低樹脂カーボンシートも採用し、抜群の安定感をもたらしました。
試打した印象ではしっかり感があって叩いていけるシャフトだなと感じました。
スピン量を抑えて、打ち出しも高くなく強い弾道が打てました。シャフト挙動に安定感があるので安心して思いっきり振っていけるシャフトという印象でした。
USTMamiya『アッタスクール』
最適な手元部剛性としなやかな中央部・先端部の剛性差が、かつてない鋭いしなり戻りを再現。
これにより、飛距離アップに直結する「ボール初速」と「つかまり」の最大化に成功しました。
キャリーだけでなく、ランでも飛距離を飛ばします。走り系シャフトに叩ける要素をプラスα。
というメーカーの触れ込みですが、歴代のアッタスの中ではロックスターに近い感じのシャフトのようです。
試打した感じではシャフトの中間部分がしなる感じでムチのようにしなってつかまりがいいという印象です。
走って叩いて飛ばせるという、今までに無い振り心地を実現してくれるシャフトです。
分布図を見るとやはりアッタス史上最も走る飛距離重視の設計となっています。
前作のパンチとは全然違い、シャフトは走り、飛距離重視ということがわかります。
軽くて硬いシャフトはこれからのトレンドになっていくかもしれません。
インプレッションを通して
各メーカーから毎年発売されるシャフトですが、そんも特性も各メーカーによってやはり変わります。
ヘッドとのマッチング、自分のスイング、球筋とのマッチングなどいろいろ考えることはありますが、今の弾道よりもこうしたい、ああしたいというビジョンがあればマッチするシャフトに出会えるはずです。
そういったゴルフの楽しみ方も個人的には良いなと思っております。