そもそもティって?
ティーとは、ボールを載せる台と地面に刺さる杭からなる、ゴルフラウンドには欠かせないアイテムの1つ。
ボールを載せる台は、主に直径1cmほどの逆円錐形で、地面に刺さる杭はおおよそ10cmの長さです。
主に各ホールの1打目は、ティーアップ(ティーにボールを載せること)してから打つことがほとんどです。
そのためドライバーでの1打目は「ティーショット」と呼ばれています。
〇ティーの長さ
ティーの杭の長さは下記の通り大きく分けて2種類あります。
1. ドライバー用のロングティー
2. フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアン用のショートティー
この2本の中間の長さの「ミドルティー」もあります。
しかし、「ミドルティー」がなくても「ロングティー」で対応できるので、これからゴルフを始める方やラウンドを控えている方は、この2本を揃えておけば大丈夫です。
クラブが長い(ドライバー)=ティーも長い
クラブが短い(アイアンなど)=ティーも短い
と覚えると簡単ですし、初心者の方はいいと思います。
ただし、ドライバー用のティーの長さでも、商品によって長さが異なるので注意が必要です。
ティーの高さで変わる飛距離
Q.そもそもなぜティーが必要なの?と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
A.ティーの高さによって飛距離が変わると言われているのです。
理由としては、最近のドライバーでは「スウィートスポット」と呼ばれるいわゆる「真芯」が、フェースの比較的高い位置に設計されていることが多いと言われているため。
そこに高めのティーをセットすることで、地面にクラブが触れることなくクリーンヒットしやすくなるため、ヘッドスピードも落ちることなくヒットすることができます。
そのため、ティーは比較的高い方が飛距離を出しやすいと言えるのです。
一方でティーが高ければ高いほど、しっかりとボールを捉えることが難しくなり、球筋をコントロールしづらくなる、というデメリットも。
ティーの位置が高ければ高いほど良い、という意味ではなく、自分にあった適切な長さ・高さを見つけることが必要です。
〇ティーアップするのに最適な場所
ティーアップして打つエリアを「ティーイングエリア」と呼びます。
ゴルフ初心者にとってはどの位置にティーアップすべきかとても悩みますよね。
そんな時は、下記の2点を意識して最適なエリアを見つけてみてください。
1.ティーイングエリアの中でも平らな面
ティーイングエリアがあれているゴルフ場は実は少なくありません。
しっかりとスタンスをとってスイングできるように、比較的平らなエリアを選んでティーアップするようにしましょう。
2.比較的芝が薄い場所
特に夏の場合、ティーイングエリアの芝が伸びている場合があります。
芝が伸びているとティーの高さを認識しづらく、知らぬ間にティーアップを高くセットしてしまいます。
ティーの位置が高すぎるとミスショットを招く可能性もあるので、しっかりと地面が見える場所を選ぶことをおすすめします。
ティーの選び方
では、数あるティーの中で、どのようにティーを選べば良いのでしょうか?
詳しくみてみましょう。
-素材-
ゴルフティーは主に、木製でつくられているものと樹脂(プラスチック)製のものとに分かれます。
木製(ウッドティー)
木製のティーは「ウッドティー」よも呼ばれていて、いわゆるベーシックな形状。
樹脂製に比べて比較的に安価で、自分の好みに合わせて高さを変えられるというメリットがあります。
ショット後に失くしがちなティーですが、安価で何十本セットなどと大容量で販売されていることが多いため、失くしてもあまり罪悪感がないのもうれしいですね。
さらに木製であるため、環境にやさしいという点も。
一方で、木製であるが故に折れやすいというデメリットも。
自由に高さを変えられる点も、初心者ゴルファーにとっては悩みの種になる場合もあるでしょう。
⇒当店で購入できるウッドティーはこちら
樹脂製(プラスチック)
木製のティーと比べて、形状の種類が豊富なのが樹脂製のティー。
一般的な形状から、ティーの上部が取れるものなど自分の好みにあった形状が選べるのが特徴です。
さらに、地面に刺さる部分と地上に出る部分がある程度区切りで分かれているため、常に一定の高さにしやすいメリットのひとつ。
特に初心者には助かりますよね。
木製と比べて折れにくいので長く使えるのも樹脂製の良さと言えるでしょう。
一方で、木製と比べると比較的高価であるというデメリットも。
ただし失くさない限りは長く使えますし、目立つカラーのものも多く販売されていますので、ゴルフ初心者は樹脂製のティーをおすすめします。
⇒当店で購入できる全てのティーはこちら
初心者におすすめのタイプは?
これまでティーの基本知識をご紹介してきました。
では一体初心者ゴルファーにおすすめなゴルフティーはどういったタイプのものなのでしょうか?
個人で打ちやすさ等も異なるため、一概に「コレ!」と断定はできませんが、ロングティーであれば「樹脂タイプ」で地面に刺さる部分と地面上に出る部分が区切られているタイプ、且つ紐やマグネットで繋がっているものが良いでしょう。
常に決まった一定の高さでセットできることもティーショットのレベルアップに繋がりますし、ティーを失くす心配も少なくなります。
ショートティーも樹脂タイプのものがおすすめです。
ショートティーはロングティーよりも失くす確率が高いため、予備もしっかり用意しておくと安心です。
いかがでしたでしょうか?
今回は、ゴルフラウンドには必要不可欠なアイテムである「ゴルフティー」の基本をご紹介しました。
同じゴルフティーでもクラブによって使用感が異なる場合があります。
小さなアイテムですが、それぞれの特徴などを調べると良いスコアに繋がるかもしれません。
自分に合ったゴルフティー見つけて、スコアアップを狙っていきましょう!